
品川区五反田の英会話クラブETPのボキャブラリー増加計画。
またもラジオのEnglishJukeBoxから、良いアメリカ文化の勉強になりそうな表現を洋楽の歌詞を通して入手しました。
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今回はテイラースイフトのEnd Game
end gameとは?
そもそもend gameとはチェスの終盤をさす言葉らしいです。
しらないと、単にゲームの最後と思っちゃいますが、チェスの専門用語と知ってるのと知らないのとだと結構違ってくる気がします。
以下:辞書の引用は英辞郎
end game
1〔チェスゲームの〕終盤
2〔物事の〕終局、大詰め
end game = 単に終盤
ちなみに、やや曖昧なのでもう少しどういう場面でチェスで使われているのか調べたところ
Endgame エンドゲーム(終盤)
盤上に残されている駒が少なくなった段階を Endgame(または Ending)と言います。Endgame は中盤(Middlegame) と異なる特徴があり、状況に応じた戦略が必要となります。ポーンは特に重要な役割を持つようになり、ポーンを昇格させることが中心となる場合がよくあります。
中盤まではチェックメイトされないよう守られていたキングが、Endgame では積極的に活躍するようになります。
Endgame の知識がないと、勝てるゲームが引き分けや負けになったり、引き分けにできるゲームが負けになってしまう可能性があります。そうならないために Endgame を学びましょう。
終盤の状況でいかに勝ちに持っていくか、劣勢であってもいかにドローへするかなど、学んだ知識がゲームで役立つとうれしいです。駒数が少なくなっても Endgame は結構難しく、奥が深いです。
引用:http://opening-chess.blogspot.com/2011/02/blog-post.html
ということで、明らかに将棋の「詰み」とは違って、単に終盤だという意味合いしか持たないみたいですね。(そういえば、チェックメイトって言葉がありましたしね。)
first stringは一軍
以下、歌詞の引用:http://www.yogakuhack.com/entry/endgame_taylorswift
I wanna be your first string
私、あなたの一軍でいたいの
そして、first string
これは、一軍みたいな意味みたいです。
直訳で最初の弦だと思っちゃうとわけわからないですね。
first string
1《スポーツ》先発[レギュラー]メンバー、一軍
2首席バイオリン奏者
dope と overdose 麻薬関係の用語
そして関連用語として覚えやすそうな物。
You so dope, don’t overdose
君はすごくクスリに依存してるんだね、そんなに溺れちゃだめだ
dope
overdose
dopeは麻薬をやるという意味なんですが、形容詞だとカッコいいという意味になるらしく、
そう捉えると全然意味が違ってきますね。ラジオの先生曰く、「君はカッコいいけど、溺れるなよ」という感じらしい。
この歌詞を訳した人は、多分麻薬をやるという意味で訳しちゃってるんじゃないかな?
dope
/ dóup /
【カナ】ドープ、ドウプ【変化】《動》dopes | doping | doped【レベル】11
自動麻薬を常用する、ドーピングする、ドープする
他動-1~にドープ塗料を塗る
他動-2~に麻薬を与える形〈米俗〉とても[すごく]良い、素晴らしい、格好いい、いかした、粋な
overdose
/ 《名》óuvə(r)dòus ,《動》òuvə(r)dóus /
【変化】《動》overdoses | overdosing | overdosed【分節】over・dose【レベル】11
自動-1〔薬剤・麻薬を〕過量[過剰]摂取する◆【略】OD
自動-2麻薬をやり過ぎて死ぬ[病気になる]◆【略】OD
自動-3〈俗〉〔趣味などに〕はまる、のめり込む◆【略】OD
名〔薬剤・麻薬の〕過量[過剰]摂取◆【略】OD ; O.D.
Ghost ロールスロイスの車
んで、これ。
We do the most, I’m in the ghost like I’m whippin’ a boat
俺たちはできる限りのことはやるんだ、俺はボートを鞭打つみたいに幽霊に取り憑かれてる
ラジオの先生いわく、ゴーストは車のゴーストなんだとか。
車を鞭打つが如く使っていると。※上記動画の日本語字幕でもロールスのゴーストに乗って ってなってますね
ま、たしかに幽霊と捉えると、「私は幽霊の中にいる。鞭打つが如く。」って感じになって意味不明ですね。上記の訳では幽霊に取り憑かれているとなってますが、どうなんでしょうか?
Rolls-Royce Ghost
引用:画像はhttp://www.rolls-roycemotorcars-nicole.com/より
G5はサミットではなく飛行機の名前
あと、似たような間違いやすい場所で
I’m in a G5 (yeah), come to the A-Side (yeah)
俺はG5サミットのメンバーで、Aサイドに来たんだ(そうさ)
これもG5は飛行機の名前っぽいですが、タイムシフトでラジオを再視聴できないので、ちょっと確定はできません。
・・・あ、ありました。
He offers to be a “call away” when his girl needs him and claims to be in a G5 (or small private jet and encourages her to “come to the A-Side,”a reference to the main side of a vinyl record~ place where the best music is kept while the less good music is put on the B-side.
とネイティブっぽい人が言っているので、小さいプライベートジェットのようです。
ついでにいうとGulfstream V (G5)っぽいです。
The Gulfstream V (Model GV, pronounced Gee-5) is a long-range, large business jet aircraft produced by Gulfstream Aerospace,
引用:https://en.wikipedia.org/wiki/Gulfstream_V
bury hatchets 仲直りする
あと最後にこれ。
非常に面白いんですが、
インディアンは仲直りする時に、斧を埋める習慣みたいなのがあったそうで、だから斧を埋めるという言い方してるらしい。
And I bury hatchets, but I keep maps of where I put ‘em
斧を埋めて仲直りしたけど、私はそれの在処を覚えてるのよ
hatchet
/ hǽtʃit /
【カナ】ハチェット、ハッチェット【変化】《複》hatchets【分節】hatch・et【レベル】12
名手おの
・To throw the helve after the hatchet. 手おのに続けて柄を投げる。/泥棒に追い銭。
bury
/ béri /
【カナ】ベリー【変化】《動》buries | burying | buried【分節】bur・y【レベル】3
他動-1〔土中に〕~を埋める[埋蔵する]
他動-2〔遺体を〕葬る、埋葬する
族長が斧を埋めて戦う意思のない事を証明していたことから派生したイディオムです
背景を知るって大事ですね。
改めて、先生が言ったことと、歌詞の引用ページの日本語訳みると、結構違ってることに気づきます。
やはり、背景を知らないと、上手くは訳せない もしくは 訳せたとしても 大分意味が変わってきてしまうんですね。と実感しました。
ただ、ラジオの先生も、迷いながら訳してる感じでした。(どの意味で使ってるのか確定するのが難しそうな感じ)。なおさら、文化を知るって大事だと思いました。
いやー、今回も勉強になりました。